子猫を育てるという目標が彼に生きる力を与えた…余命あとわずかと宣言された老猫が再び輝きだすまでの物語

カナダのブリティッシュコロンビア州で

衰弱した1匹の老猫が発見され

保護団体により救助された。

メイソンという名のそのオスの猫は

野生での戦いで体はボロボロ

更に末期の腎臓病を抱えており

余命あとわずかと宣言された。

だが、施設で新たなる

生きる目標ができた。

そうして2年たった今でも

元気に毎日充実した

暮らしを送っているという。

メイソンとが自らに課した

その役目とは数十匹の

みなしごの子猫たちの

親代わりとなってお世話をし

その成長を見守ることだ。

 

2年前にボロボロの状態で保護された老猫

メイソンは

2年前に野生の猫が集まる場所にいた。

フォート・ラングレーに

拠点を置く猫レスキュー団体『TinyKittens』

の隊員が彼を捕え、獣医に連れて行った。

メイソンはかなり年を取っていた。

数々の戦歴が体をボロボロにし

しかも末期の腎臓病を患っていた。

余命はあとわずか。

そう医師に告げられた。

通常ならば地域猫として

治療した後に元の場所に戻すのだが

この状態では野生に戻すことはできない。

そこでスタッフたちはメイソンが

終わりを迎えるその日まで

施設で過ごさせることにした。

 

生きなければならない理由を見つけたメイソン

高齢の彼の体を病がむしばんでいく。

このまま弱っていき

施設で最期を迎えるだけなのか?

メイソンを励ましたかったスタッフらは

彼の傷がすこし癒え

室内の暮らしに慣れていった頃

数匹の保護した子猫をメイソンに

紹介することにした。

するとどうだろう!

メイソンは子猫たちを

甲斐甲斐しくお世話しはじめたのだ。

彼に「まだ絶対に生きなければならない理由」

が見つかった瞬間である。

そうして600日

今日もメイソンは元気に子猫たちの親代わりに

彼は持ち前の生命力で体力を

回復していった。そして

走りまわりながら子猫たちに

狩りやマナーを教えた。

1匹ずつ入念に毛づくろいをして

甲斐甲斐しく面倒を見た。

これにはスタッフたちもびっくりした。

弱々しかったメイソンが

生き生きと動き回っているのである。

施設に新たな子猫がやってくると

メイソンは真っ先に近づいていく。

そして子猫たちのそばに寄り添い

やさしくグルーミングする。

 

メイソンは生きることをあきらめなかった

できるだけ長く生き

その命を子猫たちのために

使うことを自らに課した使命とした。

こうして数十匹におよぶ

子猫たちの親代わりとなり

全ての子猫に、猫としての

生き方を教えていったのである。

もう生きられないだろう。

そう言われた日から600日がたった。

今日もメイソンは

毎日が輝いていて

喜びと癒し、愛が満ち溢れている。

メイソンは

あと何日、何ヶ月、何年

子猫たちのお世話をできるかはわからない。

だがきっと、その命ある限り

続けていくのだろう。